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2025.10.05 新潟オプションツアー【蔵春閣】

新発田市に移動して蔵春閣を見学。

大成建設◦松尾様と新発田市観光振興課◦山田様のご好意により移築についての設計◦工事や建物の特徴などをご説明いただきました。

蔵春閣は、向島にあった大倉喜八郎翁の別邸の一部で明治45年に建てられ、賓客をもてなす迎賓館としての役割を果たしていた。戦後、向島から船橋ヘルスセンター内に移築。その後、ホテルサンガーデンららぽーとの宴会施設「迎賓館」として、後年に「喜翁閣」と改称。平成24年大倉文化財団に寄贈。大倉文化財団から移築に係る工事・経費一式を含む蔵春閣の新発田市へ寄附。令和5年3月竣工。
2階の天井の蜀江組折上格天井が圧巻。蜀江文様を形どる天井も大倉喜八郎翁が特に中国古美術収集家として知られることからも理解できる。この蜀江錦(ショッコウキン・ショッコウニシキ)は、わが国では、それらの蜀江錦を摸織してきたところから、蜀江錦は一種の文様の名とされるようになった。その文様は花文を中に置いた八角形の四辺を長方形にはさんで繋いだ連続幾何文様が最も代表的であると言われ、高貴で品格のある文様として日本に伝わりました。(高橋)